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zoom RSS 速報2_槍から縦走・・できず・・・

<<   作成日時 : 2008/07/30 00:27   >>

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初日の一時的な嵐が去った後、風でチリを吹き去ったのか、遠くまで見通せて、展望と夕焼けが見映えがして見事でした・・・

・・・その1 からの続きです・・・

→今回のルート(GPS軌跡/標高グラフ)

双六・黒部五郎方面に太陽が傾いていき、見事な夕焼けのパノラマ・ショウが始まりました
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新穂高温泉からながながと林道を歩いて着いたところが白出沢、丁度いい看板がありました
位置関係が判ります
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登山道の道幅になり、暫く進むと今度はチビ谷を渡ります
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更に進むと、滝谷出合です・雪渓からの水の流れが早いです・適当な石を飛び移って対岸に渡ります
谷の中ほどから覗くと、急峻な壁が奥に聳え立っています
稜線の上は、北穂高でしょうか
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ここから、ポンと場面が移り・・・
ひと嵐が過ぎ去った後の槍の稜線から・・・

ムービーで撮影するI町さん
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飛騨沢を稜線から眺めると、見事な大カールになっています
スキーで滑ったら、さぞかしよいだろう・・・
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白馬、立山方面と、剣の稜線がはっきりと見えます
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槍への上り・下り、張り付いている人とハシゴの様子がよく見えます
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槍ヶ岳山荘の概観です (槍の基部辺りから撮影)
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そろそろ、「エライ目に遭った_2」 について....

2日目の7/28日は、朝からガスで、今朝の槍登頂はやめて南に向かうことにした。
一応、雨具の上下とザックカバーを着けて、カメラはザックの中に仕舞った。

小屋を出た時はガスだけだったので、予定通り、進むことにした。
大喰岳(3,101m)を越す頃に、ポツリと雨が始まり、雷も鳴り出した。
未だ、6時少し過ぎたばかりなのに・・・また、雷・・・

しかし、こんな稜線で雷では堪りません、中岳へ向かうコルを走って下りたところで近くで雷鳴、もう、こうなったら身を隠すしかありません。
が、ここは稜線上、さて困った・・・
稜線を東に数m降りた雪渓の端に身の丈位の高さの岩が目に入った。
そこに二人でうずくまった・・・

時計の秒針を見つめ、雷光の後の雷鳴までの時間を計る。
1秒、2秒・・・・10秒で雷鳴、ということは約3km、
間隔が段々短くなってくる・・・
しまいに2秒未満で雷鳴、ますます身を小さくしてうずくまる・・・

雷鳴が遠ざかるように思えるも、直ぐに次の雷雲がやってくるようで、少しも納まらない
「参ったな・・・」
「・・・このまま南岳には行けそうに無いので、飛騨乗越まで戻ろう」
「しかし、もう一度、大喰岳の山頂を越えないと・・・」
「雷がもう少しおさまったら、戻ろう・・・」

しかし、
そのうち、雨にあられが混じってきた・風も強くなってきた

稜線を東側に退避したのは正解だったようだ。風は西から吹いている。
「30分待ってみよう・・・」
しかし、状況が好転する気配は無い。
足が痺れてきた・・・(寒くて)ガタが出てきた

でも、立ち上がる訳には行かない

結局、1時間が過ぎても良くなるどころか、雷鳴はひっきりなしに聞こえる
1時間20分が過ぎた頃、もう、足の痺れと寒さのガタは堪らなくなってきた
秒を数えるのもしんどくなってきた
雷鳴はするが、雷光は途絶えているようだ

もう今しかない・・・身を低くしたまま、稜線を駆け上がる・・・
身を隠すモノが何にも無い大喰岳の山頂は、できる限り早く通過するしかない

1時間20分もじっとうずくまっていた後、3,101mの標高での朝の全力疾走は、正直、きつかった
途中で1回転んだ
ラッキーなことに、山頂通過時には雷光が無かった

ヘロヘロ&息も絶え絶えで飛騨乗越まで戻った
未だ安心はできない
雷鳴がまた近くで鳴っている

だが、後は下るだけ、と思えば大分気が楽だ・・・

飛騨沢を下り、標高2,700m辺りまで下ると、雲の下に出てきたようだ
やっと、ひと安心・・・・

<<教訓>>
・ツェルトは、どんな時も持っていこう (今回、出発直前に車の中に置いて来た)
・実用になるAMラジオは持っていこう (今回、ラジオ付の無線機を持って行ったが、AMラジオの感度が悪く、雷センサーとして役に立たなかった)
・ポケットには、飴など直ぐに出せるものを入れておこう (雷退避中は、ザックから荷物を出す余裕など全く無いので)

・・・ その3(花編) へ続きます ・・・


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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
私は、稜線上で雷にあった事はありませんが、怖いですね。
雷が来そうな時は停滞するしかなさそうです。
穂高などの高山では、雷雲が目線に来ることもあり、そんな時は、真横に、いや下からも稲妻が飛ぶそうです。・・・聞いた話だけですが・・・。
やまとそば
2008/07/30 07:28
我が家が沢登りをやめた理由の1つが落雷でして。。。

身を隠す場所がないスラブ帯を登っているときに落雷に遭ってしまい、同じくらいの高さにある真横数キロの岩に雷が落ちたり、結構恐怖でした。(金物(カラビナなど)が唸っていました。)

このとき、肋骨を2本折っていたので、下山(駐車スペース)したのは21時・・・それ以来、沢には行ってませ〜ん。

山で、しかも、身を隠すことができない状態・場所での落雷の恐怖は、かなりよく分かります。よくぞ、ご無事で!
(前回のコメントにも書きましたが、今年は落雷が起きやすいようですね。大きな事故が起きなければよいのですが。)
Mt.Racco
2008/07/30 09:34
決死の逃避行でしたね。地震と雷は何度体験しても恐ろしいものです。
昔、飯豊の門内小屋内部で友人に落雷し、泡吹いて卒倒した事があります。電気が抜けた部分の皮膚は火傷。幸い生命には影響ありませんでしたが、雷の怖さを実感しました。
それにしても早朝から雷雲が発生するとは・・・雷雨注意報が出ている時には森林限界以上には行かない方が身のためですね。
SONE
2008/07/30 19:02
すばらしい写真のあと臨場感ある体験手記、手に汗でした。その場にいたら恐怖で卒倒していたに違いありません。無事の帰還に感謝、感謝。
t村
2008/07/30 21:10
本当に無事で良かったですね!
自分も無理してはいけないと教訓になりました。
天気が悪い時はあきらめるのも必要ですね。
みっちー
2008/07/30 22:21
やまとそばさん、こんばんは
一過性の雷雲なのか、前線活動によるものか、その場では判断つかないので、出発前の確認が大事だと痛感しました。後で聞いたところによると、槍ヶ岳山荘には雷警報器があったとのことで、出発前に小屋に確認すればよかった、と後悔しきりです。実際、停滞した人も居たとか..
今回は、いい勉強になりました・・・
HAMA
2008/07/31 00:19
Mt.Raccoさん、もう体験したくないですね(雷)
うずくまって退避している時に頭の中では、「怖い」というより「しまった・・」でした。
「そのうち治まるだろう」と思っていたのが、時間が経っても状況が好転しない時の判断は、難しいですね、もっと待つか・強行に行動するか・・
今回は、機を見て引返した時に何事もなかったのでよかったようなものの、ヒヤヒヤもの・・・いろいろ反省点がありそうです。
お互い、気をつけましょう・・・
HAMA
2008/07/31 00:36
SONEさん、こんばんは
本当にそうですね、
今回の反省点として、高山にある設備の整った小屋から一歩出たらそこは
もう厳しい3,000m稜線上だ、という認識にちょっと甘えがあったのかもしれません。出発時に目視でガスだけだ、と判断したのが甘かったようでした。
もし、出発時に小屋に確認して雷雲接近が判っていたら、稜線を行くことを中止して、直ぐに下山に向かっただろうと..

門内は泊まったことありますが、小屋に落雷したんでしょうか、ご無事だったということでよかったですが、どんな状況(小屋の中にいても)でも安心しきってはいけない、ということですね・・・
HAMA
2008/07/31 00:50
t村さん、
もう体験したくない・・・です
膝を抱えてじっとうずくまるガマンは1時間20分位までで、次に考えることは、何とか状況を良くしようと行動に出てしまうんですね、これが良いことなの悪いのかよく判りませんが、今回は行動に出たのが結果的に良い方になったのではありますが、こういう時に無理するともっと悪い方になることもある訳で・・・

いずれにしても、「・・・しまった」と思うような状況にならないように慎重に行動しなければいけない、と反省しきりです。
HAMA
2008/07/31 01:03
みっちーさん、
北アのように小屋の環境が整った処では、状況判断が鈍くなることに注意しなくては、とつくづく思いました。テン泊や、避難小屋の場合は常に周囲の状況を自分で視・聴・嗅・温をダイレクトに感じて判断し、それが自分の行動を決める判断材料になるのに対し、快適な小屋の場合は、それが薄れる、ということを実感・・・

山で無理な行動をしないためには、自分の感覚を敏感にして判断しないといけない、ということを感じました。
HAMA
2008/07/31 01:19

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